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3.露出補正機能を使う。

 露出補正(EVシフト)とは、写真の明るさを、カメラで調整できる機能です。商品の白さ黒さを正しく写すために頻繁に使用しますので、ぜひマスターしておきましょう。

 ニコン・クールピクス880の露出補正。  フジ・ファインピクス4700Zの露出補正。

 露出補正機能とは、写真画面の全体的な明るさ暗さ(白さ黒さ/淡さ濃さ)を調整(補正)するものです。

 少し余談になりますが、フィルムを使った銀塩カメラでは、この露出補正こそが写真家の腕の見せ所だったりします。というのも、フィルムは現像して仕上がってくるまで、どのくらいの濃さで写っているのか分からないからです。

しかし、デジタルカメラでは、撮影した直後に、ほぼリアルタイムで、仕上がりの濃さを液晶モニターで確認できます。ですから、思い通りの濃さになるまで、何度でもやり直せます。トライ&エラーの繰り返しで、望みどおりの濃さにできるのです。
 まずは、取扱説明書で、露出補正機能の使い方を熟読し、マスターしてください。

 基本は、次の通り。簡単なものです。

 1)仕上がりを明るく(白く/淡く)したい場合には、+(プラス)側に補正します。
 2)仕上がりを暗く(黒く/濃く)したい場合には、−(マイナス)側に補正します。

−2EVの補正。 −1EVの補正。  補正なし。 +1EVの補正。 +2EVの補正。
         
 上の写真に示したように、補正の幅は数値で示されます。数値が大きければ大きいほど、変化の幅も大きくなります。最初の内はできるだけ大幅に変化してみることをおすすめします。細かに変化していくよりも、早く望みどおりの濃さを求めることができるはずです。

 さて、上の写真では、白いトルコ桔梗を白い布の上に置いています。このように、画面全体が白い被写体の場合、露出補正を行わなければ真ん中の写真のように、全体的にグレーっぽい写真になります。このような場合は、画面を明るく(白く/淡く)したいわけですから、迷わず+(プラス)側の補正を行いましょう。

 逆に、画面全体が黒い被写体でも、全体的にグレーっぽい写真になります。この場合は、画面を暗く(黒く/濃く)したいわけですから、迷わず−(マイナス)側の補正を行いましょう。

 慣れてしまえば、とても簡単に操作できるはずです。そして、たったこれだけで、写真の濃さを自由自在に操れます。ぜひ、マスターし、使いこなしてください。

 次は、ホワイトバランスの使い方を紹介します。

 ちょっとついでに述べておきますが、ここで紹介した露出補正機能は、写真の「色」には影響を与えません。色彩の「濃さ」が変わるだけだと理解してください。「色」を調整(補正)するには、次の「ホワイトバランス機能」を使います。