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自動水平雲台「アカダルス(acadalus)」を使う


  ボタンを押して10秒程度待つだけで、自動的にカメラの水平だしが高精度にできるACADALUS (アカダルス)。スイスのKoch Photography(コッホ・フォトグラフィ)という会社の製品で、日本ではhttp://www.takeinc.co.jp/が販売を行います。

 詳細は、それぞれのサイトをご覧いただくとして、ここではパノラマ撮影にどのように活かせるのか実際の撮影に使用してみました。

▲画面内をマウスで左右に動かすと自由に回転、静止できます。

1.使い方の基本

 驚くほどシンプル操作。スイッチをいれ、中央のボタンを押すだけ。

 三脚の最大傾斜角は20度まで対応。水平の精度は±0.25度。空気の入ったプラスチック水準器(レベラー)よりも、高精度です。

 カメラが載る部分は、15度クリック(解除&固定可)で動きますから、パノラマ撮影にも便利です。

 




▲簡単に見えますが、「重力」を検出して水平を出すのだそうです。







2.使ってみました

 なんだかんだ言っても、「雲台」ですから、使用法については多くを語る必要もないでしょう。
 ここでは、水平の精度感を見るために、カメラを横位置にセットして、360度の水平パノラマを撮影してみました。
 使用カメラは、ニコンD2X(画像サイズはM)、50ミリF1.8です。現在ということで考えれば、並レベルの機材といっていいかもしれませんね。

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▲カメラの装着が面倒なので、クイックシューのみセットしました。クイックシューのネジ穴はレンズ光軸下にあります。また、前後に少しずらせるので、少しだけノーダルポイントに近い位置になるようカメラをやや後ろにセットしました。






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▲使用状況です。水平がでてしまえば、操作することもありません。カメラを載せた部分を15度クリックで回転し、全24カットで3[0度を撮影しました。






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▲クイックシューの水準器の表示。微妙なズレがあります。





ptgui ▲全部で24カット。ほぼ半分くらいの画面が重なるように撮影できました。

 もう少し美しい風景を撮影したかったのですが・・・。ご了承あれ。

3.完成しました

 こんな感じ。PTGuiでそのまま自動処理しただけ。
 撮影した画像の画素数はMサイズ(600万画素)ですが、カット数が数多いので、パノラマ1枚の総画素数はほぼ1億画素になりました。

ptgui ▲水平は文句無し。合成はかなり手抜きをしていますので、幽霊自動車もあります。

4.いろいろ工夫してみたい

 よくよく考えたら、アカダルスは雲台というにはカメラの向きの設定の自由度がありません。水平方向の回転だけ。

 実は、手動で上下20度に動かせる(コントローラーを装着すれば数値制御も可能)のですが、上向き20度を保ったまま360度回転するわけではなく、三脚が20度傾いたような状態で(円盤が20度傾いたように)360度回転します。この点は、VRパノラマ撮影にとってあまり魅力的ではありません。

 また、カメラを縦位置にセットするのもアカダルスだけでは無理。
 なので、このあたりを解消するにはもう一つ別の雲台やアングルが必要です。しかし、これらの精度が悪いと、アカダルスの高精度が活かせないというジレンマもあります。

 いろいろ試行錯誤をする必要がありそうです。

  ptgui

 





▲ノーダルニンジャ・ウルティメイトを使用する。VRパノラマをスピーディに撮るのに便利そう。贅沢な組み合わせですなぁ。カメラは違うけれど、このセットで撮影した例はコチラ






ptgui

 






▲ノーダルニンジャ5に、ニコンD2X。ウハウハな組み合わせ。これなら高解像度の全景パノラマを撮影できます。







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▲縦横変換アダプターのみ装着。これでもノーダルポイントを出せます。建築撮影などにも縦位置は必要ですね。







5.コントローラーによる操作

 ここでの本題ではありませんが、コントローラーについてもちょっと紹介しておきます。将来的には、自動水平雲台以外のアクセサリーとカメラをこのコントローラーを使って総合的に制御できるようになるそうです。何が出てくるのか? 今のところわからないのですが、期待大です。

 現在は、自動水平雲台とカメラ(機種はかなり限られるそう)の制御ができます。残念ながら私の持っているカメラは古くて対応外・・・・。

  ptgui

 



▲操作はおどろくほどカンタン。しかも、全部日本語表示ですよ。ブルートゥース対応で無線制御も可能。




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▲対応機種であれは、HDR撮影も自動化できます。





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▲水平出しだけでなく、角度の数値制御もできます。





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▲角度を20度に設定したところ。画面右側が本体の「前」になります。








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▲「低速度撮影」つまり定点観測みたいな撮影も自由自在。スムースモードは低速シャッターを使いブレを残すことで、動画にした時に自然な動きに見えるモード。




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▲パノラマ撮影では、各方向の露出を測定し、その中間値での撮影が可能。もちろんHDR撮影にも対応。






・・・・・今回はここまで。



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