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マスターレンズの焦点距離による変化


 ほどほどで手を打とうと思っていたのですが、どうしても気になって調べてみました。
 これまで調べて来たように、マスターレンズの焦点距離はかなり融通が効きます。というのも、パノラマミラーの中間リングを伸縮することで、画面に写るサイズを変更できます。マスターレンズにクローズアップレンズや中間リングを装着すれば、基本的にはどのような位置でもピントを合わせられるはずです。

 では、焦点距離などどうでもよいか? とはきっとならないはずなのですが、何が変わるのか? が今一つわかりません。
 以前調べたところでは、パノラマミラーの焦点とマスターレンズのレンズ中心を合わせるのが高画質を得る基本、でしたが、これとズームの関係もわからないままです。画質が変わるとしてもいったいその差はどの程度なのか?

 というわけで、ま、試してみればよい、と。

 使用したのは、キャノン・EOS・Kiss。18~55ミリのマクロが効く標準ズームです。この組み合わせでは、35ミリフルサイズ換算の焦点距離は、約1.6倍になります。(ニコンとは違うので注意)

1.約31ミリで撮影(35ミリ換算49.6ミリ)


 ニコンで撮る35ミリ相当ですが、実焦点距離が短いために、パノラマミラーの中間リングは短くなっています。
(最短撮影距離に近いマクロ撮影ですから、ズームレンズの焦点距離の数字はそのまま受け取るわけにはいかないかもしれません。要注意です。)

パノラマミラー

 






▲中間リングの長さに注目。ずいぶん短くて済みます。









 パノラマミラーとマスターレンズが近くなりますから、パノラマミラー中心の黒い部分(本体を支持するための黒い棒)が大きく写ります。結果として、下方向の画角がずいぶん狭くなってしまいます。
 逆に上方向は、やや広めに写ります。
 また、パノラマミラーをレンズに装着する部分のリングは画面周辺には全く写っていません。

パノラマミラー

 




▲中心の黒い部分が広いのが気になります。





パノラマミラー ▲天地の画角が狭くなってしまいました。柱が斜めになり、天地も辺に傾いているのは、変換時の中心出しが上手くできていなかったためです。やり直しものですがご容赦。天地の画角にのみ注目してください。


2.約47ミリで撮影(35ミリ換算75.2ミリ)


 焦点距離が長くなるために、パノラマミラーに付属している中間リングを全て使用しました。


パノラマミラー

 






▲中間リングの長さに注目。ずいぶん短くて済みます。









 パノラマミラーとマスターレンズが遠くなりますから、パノラマミラー中心の黒い部分はかなり小さく写り、下方向の画角は十分です。
 逆に上方向は、パノラマミラー本体のリングにケラれてしまいました。

パノラマミラー

 




▲中心の黒は小さくなりましたが、周辺のケラれが大きくなりました。





パノラマミラー ▲天地の画角は十分ですが、上方向のケラれが少し気になります。変換時の中心出しが上手くできていなかったためです。これまた天地の画角にのみ注目してください。


3.画質に違いはあるか?


 もちろんあるはずです。しかし、決定的に違うというほどの違いはないように思います。
重箱の隅をつつくような話をすれば、この2カットを比較すると、31ミリ側の方がやや細部がはっきりしているように見えます。(ハンガーをぶら下げている金具部分の解像感などが少しよいように見えるなど・・・気のせいか、画角の位置の違いによるのか、ビミョーな問題です。)

パノラマミラー

 








▲違いがあるとしても、気のせい、といっていいレベルのように思います。











・・・・・今回はここまで。



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