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実践編 2.ぜんぶ手持ち撮影でGo!(うまくいくかな?)


 なんとなく全体的に順調すぎる感じに仕上がっていますので、ちょっと図に乗って、全カットの手持ち撮影に挑戦してみましょう。

 パノラマ雲台を使わずカメラを手持ちで、つなぎ目のキレイなパノラマ写真のセットを撮影する方法は、多くの人がさまざまな技法を考案されています。基本はとにかくノーダルポイントを正確に出して撮影することに尽きます。

  • 水準器を使う。
  • レンズのノーダルポイントの位置から、重りを付けた糸を垂らす。
  • レーザーポインタを使って、カメラ位置を決める。
  • iphonをカメラに装着し、水準器やコンパス、GPS機能を使う

   しかしここでは思い切って、カンだけを頼りに、全カットを手持ちで撮影してみます。三脚を使用しないので、底面撮影は両手でカメラを持って1カットだけ撮影します。合計で8カットになります。
 さあて、どの程度の仕上がりになるでしょう?

 説明は簡略化しています。詳細は、「実践編1.」とそれ以前をお読みください。

11-1.「View point」にチェックを入れる。


 なんとなくイメージトレーニングをして、水平方向6カット、天地をそれぞれ1カット、合計8カットを撮影しました。


▲ぱっと見た目には、違いはわからないかもしれませんが、全て手持ち撮影です。

 通常どおり全ての写真を読み込んで「Align images」を作動させるのですが、ノーダルポイントが出てないことは明らかですから、「optimize」画面で「0」番の写真以外の「View point」にチェックを入れておきます。これによって、「0」番を基準にして、他の写真を「視点補正」しながらつなぎ合わせられることになります。

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▲「optimize」画面で、1~7番の写真の「View point」にチェックを入れてから、「Align images」をクリック。





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▲ひどい曲がり方ですが、それなりにつながっています。





11-2.写真の形を手動で整える。


 とりあえずの問題は、「垂直」ですから、コントロールポイントの「Virticul line」を、それぞれの写真に1~2本ずつ加えていきます。

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▲「Virticul line」を0~7までの写真にそれぞれ加えます。









 バーティカルラインが加えられたら、オプティマイズを行い、不要な(Distanceが5以上の)コントロールポイントを削除し、もう一度オプティマイズを行います。

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▲オプティマイズをしたら、不要なコントロールポイントを削除して、もう一度オプティマイズします。







 これで、垂直の線が整いました。わりあいうまくできましたが、うまくいかない場合は、「手動でコントロールポイントの追加と削除+オプティマイズ」を繰り返します。というより、あんまりひどい時は諦めて、撮影し直したほうが速いかもしれません。

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▲いい感じに仕上がりました。人の足や動いている人物の他、電線のつながりなど、おかしい部分はありますが、全体的には申し分ありません。





 さてここで、オプティマイザを見てみると面白いことがわかります。
 PTGuiが自動的に、「0」番の写真の「Pitch」と「Roll」にチェックを入れています。これはつまり、垂直を出すために入れたバーティカルラインを活かすため、「0」番の写真も「変形」する必要があった、ということなのでしょう。

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▲自動的に、「0」番の写真の「Pitch」と「Roll」にチェックが入っています。







11-3.マスクで不要な部分を隠す。


 今回の撮影では、底面撮影に三脚を用いませんでしたから、自分の影だけを消します。それと、街角で動いている人たちの重なり具合が不自然な部分も、マスクを使って調整します。

 赤のマスクで「隠す」、緑のマスク(?)で「出す」ことができます。
 パノラマエディターを見ながら調整するのですが、「straighten panorama」のボタンを押すと、「バーティカルライン」を活かす前の初期状態に戻ってしまうようです。これは、対策を考えたいと思います。

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▲「赤」のマスクで、不要な部分を隠します。









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▲「緑」のマスクで、出したい部分を指定します。









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▲影や人物など、大きな問題はなくなりました。電線のつながりに不自然な部分がありますが、コントロールポイントの「new line」ではうまく修正できません。




11-4.完成画像です。


 まあ、手持ちでこれだけスムースに、これだけのクォリティになれば、とりあえず十分、といっていいと思いますが、いかがでしょう。課題は下記の通りです。
 下の写真をクリックすれば、ぐるぐるパノラマが表示されます。

  • これほどうまくいかないこともあるはず。
  • 遠景のピントが甘い。(マニュアルフォーカスのミス)
  • 電線がつながっていない部分がある。(「new line」では解決しない。)
  • もっとよいワークフローがあるかも。

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▲影や人物など、大きな問題はなくなりました。手持ちで撮影したわけですから、とりあえず大満足。





・・・・・今回はここまで。



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