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PTGui 7.さまざまな出力とバッチ処理。


 細かな話題はいつまでも尽きませんが、そろそろ大詰め。
 「Create panorma」タブの内容から、PTGuiの出力について調べていきましょう。
 主なテーマは下記になります。

  1. 画素数
  2. ファイル形式
  3. レイヤー
  4. 「プロジェクト」とバッチ処理

Create panorma

 



▲「Create panorma」タブで、出力の各種設定を行います。







1.画素数


 手動で数値を入力する以外に、以下を選択できます。単純に縦横の画素数です。

  • 最大サイズ(元画像のサイズから計算)
  • プリント用・・・400万画素
  • ウェブ用・・・・・50万画素

Create panorma
▲最適化された画素数の設定ができます。



2.ファイル形式


 JPEG、TIFF、PSD、PSB、QuickTimeから選べます。

  • JPEG・・・・・8ビット。圧縮率(画質)の調整も可能
  • TIFF・・・・・・8、16ビット。透明とアルファチャンネルを使用できる。
  • PSD・・・・・・フォトショップ形式。8、16、32ビット。(ファイルサイズは2Gまで)
  • PSB・・・・・・フォトショップ形式。8、16、32ビット。(縦横30万画素/9Gpixまで)
  • QuickTime・・・・ムービー出力。
Create panorma

 

▲最適化された画素数の設定ができます。





4.レイヤー


 パノラマ合成は、次の3つの作業の結果として、一枚の画像が完成します。

  • 複数の画像の位置決めと変形
  • マスクを使って不要な部分を削除
  • 画像が重なる部分を適切に混ぜ合わせる(ブレンド)

 画像を重ねるために使用したレイヤーを出力に反映するかどうか? 3つの選択肢から選べます。ファイル形式によって、レイヤーの持つ機能が異なりますから、全体的なワークフローを考えて選択するのがよいでしょう。

 簡単にパノラマムービーを作りたい場合は、JPEG。
 レイヤー毎の調整を追加する場合は、PSD。

完成画像

  ▲見た目は同じでも、レイヤーの作りをどのように出力するかで、追加作業のやりやすさが大きく変わります。

Create panorma

▲3種類の選択肢があります。


  • Blended panorama only・・・・完成画像のみ
  • Individual layers only・・・・合成結果のレイヤー画像のみ(完成画像なし)
  • Blended and layers・・・・完成画像とレイヤー

 合成処理が完成していれば、レイヤーは不要ですから、「Blended panorama only」がスピーディ。レイヤーを使って、追加の編集作業を行う場合は、「Blended and layers」を使います。

※「Individual layers」では、ブレンド処理前のレイヤーを出力します。このため、パノラマエディターで見えている画像よりも出来の悪い合成結果が出力されます。


参考.各種出力の比較


 JPEG、TIFF、PSDの出力を比較してみましょう。
 画素数は、プリント用(400万画素)を選択し、それぞれのファイルサイズを比較しています。

●●●JPEG

Create panorma

 







▲「Blended and layers」のJPEG出力。最後の1カットが、「ブレンド」も反映された完成画像。それぞれの元画像には「マスク」の結果が反映されています。
 JPEGは透明を扱えませんから、画像の無い部分は「黒」になっています。

完成画像/約4MB
レイヤー画像のみ/約10MB
全画像/約14MB








●●●TIFF

Create panorma

 



▲「Blended and layers」のTIFF出力。最後の1カットが、「ブレンド」も反映された完成画像。それぞれの元写真には「マスク」の結果が反映されています。
 TIFFは透明を扱えます。余白部分は、フォトショップなどで開くと「透明」になっています。またここでは見られませんがアルファチァンネルも使用できます。
 以下に見るよう、ファイルサイズがバカでかいことにも注目。

完成画像/約15MB
レイヤー画像のみ/約35MB
全画像/約50MB








●●●PSD

Create panorma

 

▲「Blended and layers」のPSD出力のレイヤーの作り。一番下のレイヤーが、「ブレンド」も反映された完成画像。
 元画像には「マスク」の結果が反映されており、隠された部分の画像は透明になっています。
 元画像は、全て「レイヤーマスク」で隠されています。追加編集を行う場合は、レイヤーマスクを使って作業を行えば、やり直しが簡単にできて便利です。

完成画像/約11MB
レイヤー画像のみ/約25MB
全画像/約36MB




Create panorma ▲「レイヤーマスク」を使用しないように表示して、PTGuiの「マスク」の効果を見ているところです。


●●●(参考)PSDの「Individual layers」出力

 どのようなシーンで役立つのか、私にはわからないのですが、上の「Blended and layers」とは、異なるところがありますので書き加えておきます。

Create panorma

 





▲「Individual layers」のPSD出力のレイヤーの作り。元画像のみで、完成画像はありません。
 元画像には「マスク」の結果が反映されており、隠された部分の画像は透明になっています。
 それぞれの「レイヤーマスク」は、画像の透明部分と同じになっています。






Create panorma ▲「レイヤーマスク」を使用しないように表示して、PTGuiの「マスク」の効果を見ているところです。

Create panorma ▲全てのレイヤーを表示したところ。「ブレンド」が反映されていませんから、かなり出来の悪い重なり方になっています。


4.「プロジェクト」とバッチ処理


 PTGuiで処理した各種の設定は、「プロジェクト(.pts)」ファイルとして保存でき、再処理する場合などに使えることは、以前に記しました。
 この「プロジェクト」を使って、簡単にバッチ処理ができる方法を紹介します。
 PTGuiでは、「Create Panorama」の処理が結構時間がかかりますので、この作業のみを最後にまとめてやってしまうのです。

  1. 「Save Project As・・・・」でプロジェクトを保存。
  2. 「Bachi Stitcher」を起動。
  3. 多数のプロジェクトを、「Bachi Stitcher」で一括処理。

Create panorma

 





▲出力先、ファイル名なども決定してから、「Save Project As・・・・」でプロジェクトを、別フォルダーに保存。
 





Create panorma

 





▲Toolメニューから、「Bachi Stitcher」を起動。
 






Create panorma

 





▲作りたいプロジェクトをまとめて「Bachi Stitcher」にドラッグ。
 




Create panorma

 





▲「Bachi Stitcher」が順番に処理。
 






※PTGuiでは、「テンプレート」や「バッチビルダー」という機能もあります。いま一つ使い方がよくわかってませんので、いずれ調べて紹介したいと思います。


・・・・・今回はここまで。



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